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何が正しい経済政策か
―現代マクロ政策論争の検証―

  • 井上謙吾  
  • 2000年06月発売
  • 定価 本体2,200円 +税
    • 品切・重版未定
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  • 税抜き10,000円以上送料無料

商品の説明

深刻な不況からの脱却をめざす日本経済にとって真に現実妥当性をもつ政策とは何なのか。この十年の経済状況と錯綜する政策論議を的確に腑分けし、マクロ政策の有効性を総検証する力作評論。

目次

まえがき

第1章 金融政策の是非を問う
   日本銀行はできることをすべてやってきたか/
   金融政策に関する批判・提言

 1 マネーサプライの伸びは低過ぎたか
   マネーサプライのコントローラビリティー/マネーサプライの残高/
   「バブル」とマネーサプライ
 2 ベースマネーを操作目標とすべきか――「量的緩和論」I
   ベースマネーと貨幣乗数/岩田・翁論争をどう評価すべきか/
   金利ゼロの世界/超過準備供給の効果
 3 日銀による大量の国債買いオペ――「量的緩和論」II
   オペレーションの実現可能性/マネーサプライと支出活動/
   日銀による銀行以外からのドル購入/日銀による国債引き受け
 4 国債買いオペによる長期金利の押し下げ
   長期金利決定メカニズムについての考え方/
   論争の再燃/金融市場のみでのクラウディング・
   アウトは起こりうるのか/財政赤字拡大のインパクト/
   貯蓄・投資バランスと債権オペ/
   長期金利の「高止まり」を防止するために
 5 インフレ目標値について
   ポール・クルーグマンの議論/デフレ防止のむずかしさ/
   「物価安定」の具体化としての目標値
 6 金融政策に期待されるものは何か
 7 ゼロ金利解除をめぐる論点
   速水総裁発言とその波紋/考慮すべき視点

第2章 財政再建か景気重視か

 1 財政政策の効果
   効果の小さかった1992〜94年/1995〜97年の経験/
   1998年の超大型補正予算/財政によるマネーサプライ創出
 2 財政政策効果への理念的疑問
   「中立命題」ないし「合理的期待仮説」/「合理的」でなかった消費者
   の行動――消費税引き上げ前後の経験
 3 「財政破綻」をめぐる状況
   収支尻より支出内容が問題/財政赤字のマグニチュード/
   「クラウディング・アウト」のリスクは高いか/財政赤字は
   後世へのツケか……「国」と「政府」は別/年齢階層別の不公平/
   財政の長期的な課題
 4 「バラマキ財政」の問題
   政治家の本来の役割は「あれか、これか」の決定/
   地方分権と情報公開を/
   財政肥大化への歯止めについて

第3章 金融システム問題は正しく処理されたか

 1 銀行の貸し渋り問題の検証
   「支店長クランチ」か資金需要の不足か/
   主因は需要サイドか供給サイドか/
   信用不安発生とクレジット・クランチ
 2 金融システム対策は適切だったか
   システム対策の遅れ/住専処理などの問題点/銀行は特別か__
   ハード・ランディングかソフト・ランディングか/トゥー・ビッグ・
   トゥー・フェイル(Too Big Too Fail)?/守られるべきは誰か/
   預金者保護の原則/
   借り手保護は認めるべきか/モラル・ハザードの問題
 3 平時体制への移行
   預金全額保護の打ち切り/中小企業への信用保証制度の見直し

第4章 構造調整と景気政策

 1 過剰設備をめぐる誤解
   過剰設備の水準/「構造的過剰」論への疑問
 2 雇用問題と「過剰設備」との関連
   需要不足か構造要因か/ナゾを解く三つの視点
 3 国際分業体制が促す日本経済の変化
   誤っていた「空洞化」論/円高メリットを生かせなかった非製造業部門
   /情報処理技術の進歩と日本経済
 4 問題は、新規起業の不足
   なぜ新しい企業が登場しないのか/動き出した制度・政策
 5 構造調整と不況対策
   ハード・ランディング路線は正しいか/不況は調整を遅らせる

終 章 何が正しい経済政策か
   日本の基本問題/優先すべき政策は何か/
   不況対策は調整の足枷にはならない/
   景気刺激は金融政策よりも財政政策を主役に

引用文献

商品仕様

書籍 四六判 上製 278 ページ
ISBN-13 978-4-532-14836-2
発売日 2000年06月発売

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